近年全国各地で頻発する地震、温暖の影響により巨大化する台風 による瓦屋根の被害が多発しいます。
令和4年建築基準法の改正に伴い、瓦屋根設計施工ガイドライン が発令し指針となりました

屋根施工の留め付け基準が強化され、瓦の全数結束と棟部施工の 重要性、強靭性のアップが求められます。
地震や台風の被害を一番受けるのが、屋根の於いては棟部になります。
改良ガイドライン工法に基づく棟部の施工要領のポイントは、金具を固定し、のし瓦を結束、落ちない崩れない棟を施工しなければなりません。

登録済みのガイドライン工法に加えて、今回 滋賀県瓦工事組合 発案の施工要領をご紹介いたします、

施工効率化、リーズナブル化、部材確保の容易化を重点に 3種の工法を試験し合格を頂きました。
のし瓦12段積みは、日本建築伝統の母屋造りにも適用でき 瓦屋根の美しさと重厚感を引き継ぐ為にも活用して頂きたい と思います。

飛ばない 落ちない 崩れない 3つのオリジナル瓦工法

12段でも崩れない!3つの新たな工法ができました。
コストとパフォーマンスを考えた3つの手法をご提案いたします。

3つの中で1番スタンダードの仕様

第一架台

強力棟金具二段工法 屋根技研仕様

ステンレスビス

(240mm)

丸棒

(Φ6mm)

のし2段目

(丸棒Φ6mm)

強力棟

(H180mm)

スギ

(T40×W30mm)

強力棟

(H140)

スギ

(T40×40mm)

第一架台仕様書

試験動画

成績書

第一架台の失敗例

第一架台の初号機です。
赤丸印の受け金具の溶接部に荷重が集中し破断、 七回転目に脱落となりました。
改良型第一架台のでは、100ミリ2段目の位置をずらしています。