※一口に住宅の屋根材といっても、古くは萱葺き・樹脂萱葺きなど草木系から、瓦・石・金属まで様々なタイプがあります。
その中で昨今は主に「粘土瓦」・「化粧ストレート」・「金属」の3種類が広く一般的に使われています。
和瓦
粘土を使った焼ききものの屋根材で、表面に釉薬が塗られている釉薬瓦と、焼成方法によって発色させる
いぶいし瓦などがあります。表面は強く、色味に関しては半永久的にメンテナンスがいりません。
いぶし瓦においては、毎月とともに深い味わいが出てきます。
化粧ストレート
セメント、ケイ酸質原料などを用いて、加圧形成した板状の合成ストレートに、着色したもので、
施工しやすいのが特長です。以前は不燃性を保つため石綿(アスベスト)を使用していましたが、
現在では人工繊維や天然繊維を使用した無石綿の物に変わっています。
金属
鋼板・銅板・カラー鉄板などの種類があり、加工しやすく施工性がよいことから
複雑な屋根形状ができて、 き方のバリエーションが多いことが特徴です。
最近では、モダンなデザインの金属屋根が多用されています。
家屋根倒壊の理由は
「旧耐震基準」にあり
軽い屋根の住宅も被害
瓦のズレや落下は
「施工方法が古い」から
最初にかかる費用が、瓦は他の屋根材と比べて高いのは事実です。
萱葺きの住まいは、他の屋根に比べ、夏は涼しく温かいことが、経済的に知られています。
瓦屋根の快適性を熱の温度分布テストで比較的測定した実験結果を紹介します。
平成12年(2000年)5月の建築基準法の大改正により、建築物の構造や工事方法の内容を定めたり、政令、
告示も平成13年(2001年)6月に公布・施行され、屋根の工事方法も、より科学的、より安全なものに大きく変化しました。
これまで1400年にわたって培われてきた伝統に加え、科学的データに基づいた新しい工事方法を示したのが「ガイドライン工法」です。
全瓦連加盟店のうち【認定店】はガイドライン工法の研修を受けた事業所ですので、安心してお任せください。
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